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プロフィール

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種市海鳴太鼓の歴史

  • 昭和59年6月
2005 夏祭り

 昭和58年8月、20余年ぶりに種市に夏まつりが復活しました。この夏まつりのメインゲストとして太鼓団体を招待しておりましたが、悪天候で順延となり、祭りの主役が出演できずにとても残念な想いをしました。
その年の反省会で、「順延した祭りでも出演できるように自分たちで太鼓を創ろう」と立ち上がった種市駅前商店街の若者たち(一区青年部)により、昭和59年6月に結成されました。
当時は、地元で太鼓の打ち方を教えてくれる指導者もなく、八戸市で創作太鼓活動をしていた白銀(しろがね)沖揚(おきあげ)勇太鼓(いさみだいこ)の手解きにより、練習する太鼓もない状態で古タイヤを使っての練習が始まりました。
毎晩の練習の甲斐あって、8月の種市夏まつりでは町内の学校や神社から借り集めた太鼓を煌びやかに飾りつけたトラックの荷台に乗せ、見物人の喝采を浴びながら町内を練り歩き、華々しいデビューを飾ったのでした。

  • 昭和60年~平成3年 
     創作太鼓の草分けとして町内や八戸市内のイベントのほか、米軍三沢基地の航空祭や東京、盛岡でのイベントにも参加し活躍しました。
  • 平成6年~平成11年  
     しかし、結成6~7年ごろをピークにメンバーが減り始め、10年後には、4人にまで減ってしまい解散するのも時間の問題となっていました。
  • 平成12年
     このまま、何もせずに解散してしまうことに納得できず、「基本からやり直し、それでもダメだったら諦めよう。」との想いで、秋田県の「劇団わらび座」に太鼓と振付けの指導をお願いすることにしたのが、指導者「栗城 宏」氏との運命の出会いとなりました。
    それと同時に、太鼓を打ったことのない初心者を対象とした「太鼓教室」として一般の参加者を募ったところ、30人もの受講者が集ったのには誰よりも私たちメンバーが一番驚きました。
    その太鼓教室終了後には、受講者と一緒に町民文化会館の大ホールでの発表会を開催し、スポットライトを浴びての演奏で締めくくりました。
    そして、その時の30人の参加者は全員太鼓のメンバーに加わり、解散の危機を脱すると同時に、オリジナル曲の編曲と振付けの指導により、これまでの種市海鳴太鼓のイメージを一新するダイナミックな太鼓に生まれ変わることができました。
    その後もこの「太鼓教室」は、自分たちのメンバーが指導者となり、毎年継続して開催しています。
  • 平成16年
      劇団わらび座の「栗城 宏」氏の指導で生まれ変わった「種市海鳴太鼓」は、県内の太鼓フェスティバルや東北の太鼓フェスティバルを経験し、遂にこの年、「太鼓打ちにとっては夢のステージ」であり、「太鼓の甲子園」とまで言われて全国に名高い、憧れの陸前高田『全国太鼓フェスティバル』に出演することが出来ました。
    その模様は、全国にテレビ放送されたほか、翌年の全国太鼓フェスティバルのポスターには、自分たちが演奏している写真が紙面を飾りました。
    また、この年、私たちは結成20周年を迎えておりました。
    これまで、結成以来10周年、15周年の節目の年に、他の太鼓団体のように記念のイベントを開催できず悔しい思いをして来ましたが、岩手県北地区の太鼓仲間のお力添えで力を借り種市海鳴太鼓結成20周年記念事業として「2004 たねいち太鼓フェスティバル」を開催できました。
全国太鼓フェスティバル(陸前高田市)翌年の全国太鼓フェスティバルのポスター
全国太鼓フェスティバルポスター


  • 平成17年~平成20年
     『全国太鼓フェスティバル』への出演が大きな自信となり、その後も数々のイベントで、ふるさと「たねいちの海」を太鼓で表現します。
    夏の一日を惜しむような夕陽に照らされた静かな夕暮れ、のどかな砂浜に寄せては返すさざ波、波打ち際では羽を休めて戯れるカモメ。また、時には、断崖絶壁の岩場に怒濤の如く押し寄せた大波が、空高く波しぶきを舞い上げ砕け散る様。そして、冬の海、小雪混じりの肌を刺すような冷たい北風の中、沖には白波を立て、渦巻く荒波の上を力強く羽ばたくカモメなど、四季折々に見せてくれる「ふるさとの海」と「南部もぐり」の勇ましい姿をイメージして私たちは太鼓を打ち、重量感あふれ、聴く人の心に響く「ふるさとの鼓動」をお届けします。

ジュニアコンクール 海鳴太鼓発表会

  • 平成21年
     種市海鳴太鼓は、この年、結成25周年を迎えることができました。
    一時は解散しそうになった私たちですが、決して「諦めない」という強い意志で活動を続け、支えてくださった多くの方々のおかげで「今の自分たちがある。」と実感しております。
    平成12年以降交流が深まった県内の太鼓団体や青森県無形民俗文化財の法霊神楽のみなさんのご協力をいただき、8月に種市海鳴太鼓結成25周年記念イベントとして「ひろの太鼓フェスティバルinたねいち」を盛大に開催することができました。
    そして、10月には5年ぶり2度目の『全国太鼓フェスティバル』に出演し、5年間の成長した演奏を披露することができました。
平成21年8月29日 ひろの太鼓フェスティバルinたねいち
25周年25周年


  • 平成23年
      3月11日14時46分18秒、東北地方太平洋沖地震が発生し、東北地方の太平洋沿岸に大津波が押し寄せ、壊滅的な被害をもたらしました(東日本大震災)。私たちが愛し、大切にしてきた「ふるさとの海」が、突然「牙」を剥き、かけがえのない大切な「命」をも一瞬のうちに奪い去って行きました。幸い、私たちのメンバーとその家族は全員無事でしたが、家屋を流失した者もおり、県内では多くの太鼓仲間が犠牲となりました。
     私たちは今年、洋野町誕生5周年を記念し、町村合併以来イベントで一緒に出演する機会が多くなった大野地区の「おおの鳴雷太鼓」のみなさんと合同で演奏する「明るくて楽しくなるような新曲」を発表することにしておりました。ところが、この大震災の発生でテーマ大きく変更し、犠牲になった方々の鎮魂と残された方々が勇気と希望を持ち、地域のみんなが元気になれるような「新曲」に取り組んでいます。

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